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カシミヤ

 カシミヤについて
 カシミヤは、獣毛素材の一種で、カシミヤ山羊の毛。そもそもカシミヤなる名称は、ヒマラヤ山麓カシミール地方原産のカシミヤ山羊から採れる毛のことを言う。この地方の山羊は、寒さから身を護るために、冬のあいだ喉のあたりから腹にかけて長い粗毛が生え、さらにその下に、シルクのような細くて柔らかな5センチから8センチほどの柔毛が被い、体を保護している。  春が来ると、山羊たちは自分の体を岩や樹々にこすりつけ、冬のあいだ被っていた毛をそぎ落とす。  その柔らかな毛だけ採取して、ショールを編んだことがカシミヤ製品の始まりである。今から500年前のことである。  カシミヤ山羊の毛から取るカシミヤは、毛質が細く触感は柔軟で独特のぬめり感があり、保温性にすぐれている。その上に絹のような美しい光沢を持っているが、一頭で僅か150g〜250gしか採れない。(一枚のショールを作るのに10頭分の毛が必要)上質のカシミヤの毛は、15〜16ミクロンと非常に細い。カシミヤの毛は採毛に手間がかかり、糸にするまでの歩留りも悪いために希少価値が高く、繊維そのものが優れた性質をもっているので、最も高価な原毛の一つとなっている。  カシミヤは産地によってグレードが異なる。主な原産地は、中国・ロシア・アフガニスタンだが、なかでも最高とされるのが中国、内モンゴル産のチャイニーズカシミアだ。  原毛は柔毛の色によって、ホワイト・グレー・ブラウンと3つのグレードに分けられ、中でものスーパー・ホワイトと格付けされた白色のもは何色にも染められるので最高級とされている。また繊維が長いものほど高く評価される。

 
 カシミアの現実
カシミヤ製品ではフランス製、イタリア製、イギリス製などに人気があるがこれらの国でカシミヤが採れるわけではない。ほとんどの国は先に述べた原産地から調達している。しかし、低価格品はもとより高級有名ブランドの商品でカシミヤと書いてあるコートでもカシミアを100%使用していないものもあるらしい。顧客は、ブランドを信じているがため(カシミヤであることが問題ではなく、そのブランドが好きだから着ている。カシミヤの混紡率がどうであっても問題ではないのかも)そこにカシミヤととしか書いてなければ疑わず買ってしまう。今流行の偽装そのものが堂々と行われている(違法行為)という現実。

 
 安いカシミヤはあるのか
 世界的に生産量が減少し限られた量のカシミア原糸が高値で売買されている現実から考えて、安くて高品質のカシミヤコートは存在しない。WEB上で販売されている既製品の中には、高級カシミヤ100%使用と表示し10万円を切って販売しているものがあるがそれは表示の偽(ウールなどの混紡カシミヤ)か、訳あり品と疑ってかかる必要があるだろう。カシミアと謳っている生地(混紡率はそれぞれで)は市場価格で1m幅で2,000〜30,000円、ブランド品なら40,000〜100,000円位(あくまでも1mあたりの生地代が)と驚く程価格の(品質も)開きがある。つまり、本物のカシミア素材を使い商品にするには既製品であっても20〜40万円はする。高級ブランド品なら50〜80万は納得できる価格帯だ。 この現実から考えて、本物のカシミア素材を使い格安に販売出来るカシミア商品は存在しないのである。

 
 カシミアと呼べるのは95%以上のカシミアが入ったものだけ
 日本の繊維製品、品質表示法ではカシミヤ100%(カシミヤ生地)と謳えるのはカシミヤが95%以上入ったものだけ。(純粋に100%カシミアは存在しないが)それ以外はカシミヤ20% ・ウール80%の混紡なら、混紡率を表示するのがルールだ。しかし、現実はカシミヤが10%も入っていない生地を堂々とカシミヤ(消費者がカシミヤについて知らないことをいいことに、わざと本物であるかのように誤解させる手口)と謳うような会社からカシミヤ製品を購入するのはとても不幸なことだ。

 
 カシミア製品の選び方
 高級なカシミヤは繊維が長く光沢があり混じり物入っていない。安いものは繊維の長さが短く光沢がない。また、カシミアの毛質が揃っていなかったり、違いがはっきりわる。  「軽さ」はカシミアの特徴だが、長く使うつもりなら、つかんだときに腰があって、すこし重量感があるものを選ぶと、時間が経っても痛みが少ない。  軽さも大事だが、安いもので軽すぎるものはカシミヤの分量が少なく生地の打ち込みが少ないため保温力やしっとり感に問題があり、コートなどはいずれ型崩れする。  

 
 カシミア製品のお手入れの仕方
 着用後は、柔らかいブラシなどでほこりをそっと払い、毛並みをそろえておく。毎日着用せず、1日おきに着て休養させる。着用した後は、風通しのいい所で、陰干しする。  手入れをよくして、できるだけ洗濯をしないで使うこと。クリーニングすると、繊維に含まれる油脂が洗い流されてカシミア本来のぬめり感がなくなりパサパサしてくる。  それでも汚れたら!!  1.よごれた部分を薄い洗剤を着けたタオルで拭いて汚れを落とす。  2.水をつけたタオルを固く絞ってきれいにふき取る。  3.最後に毛の向きそって毛先を整えてそのまま室内で干す。  直接生地の乾燥機や暖房機などで熱を当てると油脂分が抜けてカシミア独特のぬめりがなくなるので注意。   カシミアの毛は、虫に食われる素材。取扱は慎重に。  

 
 カシミアを洗うときの縮み防止法(万一洗う場合)
 カシミアの繊維には、髪のキューティクルのような、『うろこ』がある。この『うろこ』は、水にぬれると開き、こすると絡み合って縮んでしまう。  また、カシミアは繊維が細くてやわらかいため、摩擦に弱く、毛玉やケバ立ちができやすいデリケートな繊維だ。  もし洗う場合は、温水は避け30度以下の水で手早く手洗いをする。

 
 「オーダーメードカシミヤコート」の提供
 そこで弊社ではアパレル業界のそうしたカシミヤ取扱の不備な現実を踏まえ、今までカシミヤと称して店頭に並んでいたクオリティーの低いものや混ぜ物が多く混入しているもの等をカシミヤ取扱のプロの目でランク分けし、本物のカシミヤ素材とそうでないものの違いを直接生地に触って知って頂いき、納得の上でオーダーいただける体制を整えました。 これにより品質に裏付けられた納得のいく「オーダーメードカシミヤコート」の提供を実現いたします。  


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